Jパワー(電源開発株式会社)は、2026年7月1日、和歌山県東牟婁郡北山村にある七色発電所の水車ランナ更新により、発電所の最大出力を82,000kWから85,800kWへ引き上げたことを発表しました。
今回の更新では、コンピューターによる水流シミュレーション技術を活用して、水車ランナの翼形状を最適化しました。その結果、水車発電機のエネルギー変換効率が向上し、水車の落差や最大使用水量といった既存の水利使用条件を変更することなく、発電出力を3,800kW増加させたとしています。
水車ランナ更新で発電効率を向上
七色発電所は、水力発電設備の主要機器である水車ランナを高効率型へ更新しました。水車内部の三次元的な水の流れを解析する技術を設計に反映することで、既存設備を有効活用しながら設備性能を高めた点が特徴です。
既存水力資産の有効活用を推進
新たなダム建設や取水条件の変更を伴わず、既存インフラの改良によって再生可能エネルギーの供給力を拡大できる取り組みとして注目されます。既設水力発電所の高効率化は、国内の再生可能エネルギー供給力の底上げや設備の長寿命化にもつながることが期待されます。
出典:Jパワー プレスリリース