【水力】関西電力、笠置発電所のリパワリング完了 出力を69.2MWへ増強

関西電力は2026年3月、岐阜県恵那市の笠置発電所で進めていたリパワリング工事を完了し、発電所の最大出力を69,200kWへ引き上げました。

笠置発電所は木曽川水系に位置する水力発電所で、1936年に運転を開始しました。2019年から設備更新を進めており、2026年3月上旬に3号機の改修を終え、全ての工事が完了しました。水車やランナ(羽根車)など主要設備を更新したことで、水の利用効率が向上し、同じ時間当たりに従来の約1.5倍の流量を活用できるようになりました。その結果、発電出力は改修前から約66%増加し、69,200kWとなりました。

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水車設備を更新し発電能力を向上

今回のリパワリングでは、水利権やダムの基本設備を変更することなく、水車発電機やランナなどの更新によって発電効率を改善しました。既存設備を有効活用しながら発電能力を高める取り組みであり、関西電力の水力発電所では最大規模の出力増強事例となります。

既設水力の有効活用を推進

関西電力は全国で152カ所の水力発電所を運営しており、水力発電は同社の発電電力量の約15%を占めています。新たなダム建設が難しい中、既設発電所のリパワリングを水力拡大の柱に位置付け、大戸川発電所(滋賀県大津市)など複数地点で設備更新を進めています。国内資源を活用する水力発電の供給力向上は、脱炭素化に加え、エネルギー安全保障の強化にもつながることが期待されます。

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