東京電力リニューアブルパワー株式会社は、2026年3月24日、長野県南佐久郡に所在する土村第三発電所のリプレース工事を完了し、営業運転を再開したと発表しました。
土村第三発電所は、長野県・山梨県・埼玉県にまたがる甲武信ヶ岳を水源とする千曲川(信濃川)上流域の水力発電所で、1921年5月に運転を開始しました。2019年10月の台風19号により設備が浸水し、長期間にわたり発電を停止していましたが、リプレース工事により水車および発電機を更新し、営業運転を再開しました。
水車・発電機を更新し最大出力1,200kWへ
今回の工事では、効率が最も高い水車形式を採用するとともに、水車と発電機を更新しました。その結果、最大出力は従来の1,050kWから1,200kWへ約14%向上し、発電効率の改善が図られています。
土村第三発電所は105年にわたり地域で稼働してきた歴史ある水力発電所であり、設備更新によって今後も安定した再生可能エネルギーの供給を担うことになります。
リプレースによる既設水力発電所の有効活用を推進
東京電力リニューアブルパワーは、今回の土村第三発電所を含め、リプレース工事を実施した発電所は29カ所になったとしています。既設水力発電所の設備更新を進めることで、既存インフラを有効活用しながら発電能力や設備信頼性を向上させ、再生可能エネルギーの安定供給拡大につなげることが期待されます。