九州電力は、2026年1月14日、玖珠発電所の更新工事を開始すると発表しました。大分県玖珠郡玖珠町にある同発電所で、水車や発電機などの主要設備を更新し、高経年化対策と長期安定運用を図ります。工事期間は2029年3月までを予定しています。
水車・発電機を更新し発電効率を向上
玖珠発電所は筑後川水系の玖珠川・夕露川を利用する水力発電所で、1965年に運転を開始しました。最大出力は4,500kWを維持しながら、水車・発電機の更新や水圧鉄管の一部取り替えなどを実施します。
更新後は設備効率の向上により、年間発電電力量は約2,430万kWhから約2,450万kWhへ増加する見込みです。これは一般家庭約8,200世帯分の年間使用電力量に相当する規模となります。
再エネの安定供給とCO2削減に貢献
同発電所では年間約7,600トンのCO2排出削減効果が見込まれています。設備更新によって既存の水力発電設備を有効活用しながら、再生可能エネルギーの安定供給や電力の脱炭素化への貢献が期待されます。
九州電力は、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、再生可能エネルギーを主力電源化する方針を掲げており、既設水力発電所のリパワリングを通じて、国産エネルギーの有効活用と電源の低・脱炭素化を進めるとしています。
出典: 九州電力 プレスリリース