株式会社海帆は、2026年3月5日、小売電気事業者である株式会社どんぐり電力の株式を取得し、連結子会社化することを決議しました。
取得する株式は490株で、議決権割合は49%です。取得価格は株式譲渡価格4,900万円とアドバイザリー費用100万円を合わせた総額5,000万円で、株式譲渡実行日は2026年4月1日を予定しています。海帆は取締役会の過半数を指名することで実質支配を確保し、連結子会社として組み込む方針です。
発電予測・インバランス管理を内製化
海帆グループは、KRエナジー1号合同会社を通じて、国内で合計31.350MW-DC、16.397MW-ACのNon-FIT低圧太陽光発電所を開発しています。V-PPAでは、小売電気事業者を介して発電電力を系統へ逆潮流し、JEPX市場で売電するため、発電予測やインバランス管理が必要となります。
現在は外部の小売電気事業者3社と契約していますが、どんぐり電力の子会社化により、アグリゲーションサービスをグループ内で提供する体制を整えます。
年間約1,790万円のコスト改善を見込む
対象設備の年間発電予測量は35,945,571kWhです。外注単価を1円/kWh、グループ内提供時のコストを0.5円/kWhと試算し、年間約1,797万円のコスト改善を見込んでいます。20年間のPPA契約期間では、累計約3.6億円の収益改善効果が想定されます。
どんぐり電力は、旧水戸電力として小売電気事業を展開していましたが、2025年に民事再生手続きを経て、法人向けのBtoB事業を中心に再出発した会社です。海帆は今後、太陽光発電に加え、系統用蓄電池のアグリゲーション受託にも活用する考えです。