東急不動産は、2026年7月3日、IBeeTおよびAkaysha Energy Japanとの共同事業として、福岡県飯塚市で系統用蓄電池設備の建設に着手したと発表しました。3社が設立した飯塚勢田蓄電所合同会社を事業主体とし、定格出力20MW、定格容量82MWhのリチウムイオン蓄電池を整備し、2027年度以降の運転開始を予定しています。
経産省補助金を活用し九州で需給調整力を確保
蓄電所は福岡県飯塚市勢田字権現堂2593-108に建設され、経済産業省の「令和6年度再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助」を活用して整備されます。再生可能エネルギーの導入が進む九州では出力制御が頻発しており、本設備は余剰電力の充放電を通じて電力需給の安定化に貢献することが期待されています。
東急不動産は用地取得や系統連系権の確保を進めてきたほか、補助金申請やEPC、O&M事業者、アグリゲーターとの契約調整など、プロジェクトマネジメントも担います。
全国で約340MWの系統用蓄電池を開発
東急不動産グループは再生可能エネルギー事業ブランド「ReENE」のもと、開発中を含め全国153件、総容量2,072MW(2026年3月末時点)の再エネ事業を展開しています。系統用蓄電池事業では2023年から事業を本格化し、300億円規模の蓄電池コンソーシアム「合同会社リブラ」の組成や、埼玉県の「リエネ東松山蓄電所」(2MW)の運転開始などを進めており、現在は全国で約340MWの開発を推進しています。