株式会社パワーエックスは、2026年5月12日、株式会社上組が大分県大分市に新設する特別高圧蓄電所向けに、系統用蓄電システムを受注したことを発表しました。
受注したのは、系統用蓄電システム「Mega Power 2500」36台で、総蓄電容量は81.2MWh、PCS出力は20MWです。設置先となる「上組日吉原蓄電所(仮称)」は大分県大分市日吉原に整備され、2029年3月の運転開始を予定しています。事業主体は上組日吉原蓄電事業合同会社です。
九州エリアの調整力強化に活用
本蓄電所は、再生可能エネルギーの導入が進む九州エリアで、電力系統に接続して充放電を行う系統用蓄電所として運用されます。定格蓄電容量81.2MWhは一般家庭約7,600世帯の1日分の電力消費量に相当し、再エネの出力変動や出力抑制への対応、需給バランスの安定化への貢献が期待されます。
また、本事業は経済産業省の令和7年度「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」の採択を受けています。
国内製蓄電システムの採用を拡大
採用された「Mega Power 2500」は、10フィートISOコンテナ型のリン酸鉄リチウムイオン(LFP)蓄電システムで、1台あたり公称容量2,507kWh、定格容量2,256kWhを備えます。岡山県玉野市の工場で製造される製品で、上組向けとしては兵庫県加西市、東京都江東区に続く3件目の導入案件となり、国内の系統用蓄電池市場で両社の協業拡大が進む見通しです。