沖縄電力、島しょ型電力システムの専門人材を育成 再エネ・蓄電池・DXへ職域拡大

沖縄電力では、発電、送電、変電、配電、環境、情報通信など、電力の安定供給を支える技術職を幅広く配置しています。2027年度は事務系と技術系を合わせて35人程度を採用する計画で、技術系では電気・電子、機械、情報、化学、物理などの理系人材を対象としています。

独立系統ならではの技術課題

沖縄の電力系統は本土と送電線で接続されておらず、沖縄本島と複数の離島系統をそれぞれ安定運用する必要があります。太陽光や風力の導入が進むと、出力変動を火力、内燃力、蓄電池、需要側制御で吸収しなければなりません。

このため、系統解析、需給運用、蓄電池制御、エネルギーマネジメントシステム、気象予測などを組み合わせる人材の重要性が高まっています。宮古島では太陽光と蓄電池を活用した来間島マイクログリッドの実証を進めており、小規模離島への技術展開も視野に入ります。

調達・海外展開でも新しい仕事

沖縄電力は、資機材価格の上昇に対応する「おきでんPXプロジェクト」や、業務効率化に向けたDXを進めています。技術職だけでなく、調達、経理、事業開発、データ活用などの部門にも変革を担う機会があります。

さらに、パラオでの太陽光TPO事業など、島しょ地域で蓄積した系統安定化技術を域外・海外へ展開する動きも始まりました。大都市圏の大規模系統とは異なる、分散型電源と地域インフラの実務を深く学べる点が、沖縄電力で働く際の特徴です。

出典:沖縄電力「2027年度社員募集要項」沖縄電力「2025年度経営方針」

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