東京電力リニューアブルパワー株式会社は、2026年7月31日、長野県長野市に位置する小田切発電所1号機の営業運転を再開したと発表しました。
同機は、2022年12月より運転を停止し、老朽化に伴う水車および発電機のリプレース工事を実施していました。このたび取替作業が無事に完了したことを受け、7月30日付で営業運転への復帰を果たしています。
無人運転の先駆けとなった歴史ある発電拠点
小田切発電所は、犀川の最下流に位置し、1954年8月に運転を開始した施設です。稼働当初から無人化を実現しており、現在同社が保有するすべての水力発電所で採用されている無人運転技術の先駆けとなりました。
現在は電力の供給機能に加えて、犀川への放流量を適正に保つ逆調整池としての役割も担っています。さらに、長野市をはじめとする善光寺平地域への重要な灌漑用水の供給を支えるなど、地域のインフラとして欠かせない存在となっています。
最新設備への更新で性能向上、2号機も順次稼働へ
今回の工事にあたっては、長年にわたり使用されてきた水車と発電機の選定において、最適かつ高効率となる仕様を新たに採用することで、設備全体の性能向上を図る目的がありました。
なお、同社がこれまでにリプレース工事を実施した発電所は、今回の小田切発電所1号機を含めて合計35箇所にのぼります。現在、同発電所内の2号機についても同様のリプレース工事を進めており、2026年度中の運転開始を目指していくとしています。