東芝は、2026年7月31日、フィジカルAIの実装や産業分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を支える小型組込み産業用コンピュータの新製品「CP40 model 300」の提供を開始したと発表しました。労働力不足の解消や生産性向上を目的とした現場の自動化ニーズが高まる中、設備から収集される膨大なデータをリアルタイムで処理する基盤が求められています。
新製品は、従来機種「CP30 model 300」と比較して約23%の小型化を実現したのに加え、「Intel Atom® x7433REプロセッサ」の採用により処理性能の約7.5倍向上を達成しています。さらに、DDR5メモリや大容量ストレージにも対応し、エッジコンピューティングに不可欠な高度なデータ処理能力を備えました。
豊富な拡張性と長期安定稼働を実現
インターフェースにはEthernetやRS-232Cを搭載するほか、PCI Express拡張スロットを活用してAIアクセラレータなどのカードを追加できます。これにより、製造現場における画像認識を用いた外観検査や、設備の予兆検知といったエッジAI用途へ柔軟に組み込むことが可能となります。
また、24時間連続稼働を前提としたファンレス設計やスピンドルレス構造を採用し、高い耐環境性を確保しました。標準対応のDC24V電源に加え、オプションでOSシャットダウン用バッテリーを搭載でき、停電時の安全なシステム終了もサポートします。販売開始から5年間の製品供給と最大10年間の保守サービスを提供することで、長期運用が求められる社会インフラなどの安定稼働に貢献していくとしています。
出典:発表