中部電力、新中計でエネルギー事業へ回帰 JERA依存と成長投資を再設計

中部電力は次期中期経営計画で、安定供給と脱炭素を両立するエネルギー事業を成長の中核へ戻す方針です。2026年4月公表の骨子では、浜岡原子力発電所の再稼働、再生可能エネルギー、送配電網、顧客向けサービスに加え、組織風土とコンプライアンスの改革を重点課題に位置付けました。

同社の収益は持分法適用会社JERAの影響が大きく、2026年度第1四半期のJERAによる経常利益寄与は579億円でした。一方、中部電力ミライズは246億円、中部電力パワーグリッドは122億円の経常赤字です。燃料・海外火力・卸電力市場に左右されるJERAがグループ利益を支え、国内小売・ネットワークが不安定になる構造が改めて表れました。

投資判断では、新中計がJERA依存を単に縮小するのか、JERAのキャッシュ創出力を活用して国内電源・系統・成長領域へ再投資するのかが重要です。資本効率、政策保有株式の売却、配当性向30%以上との両立を含む数値目標が、今後の評価材料になります。

出典 中部電力「新中期経営計画の骨子」2026年度第1四半期 決算説明資料

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