中国電力は、2026年7月28日、島根原子力発電所2号機(沸騰水型、定格電気出力82万kW)における第18回定期事業者検査の期間を延長すると発表しました。今回の工程見直しにより、検査の終了予定日は従来の2026年9月4日から9月17日へと変更されます。
2026年2月9日より運転を停止して進められていた定期事業者検査ですが、設備の慎重な点検と必要な保修作業に伴い、全体日程の再精査が行われました。これに伴い、発電再開の予定日も当初の8月6日から8月19日へと繰り下げられています。
設備保修と原因調査による工程精査
検査期間延長の主な要因となったのは、原子炉補機冷却系熱交換器における伝熱管の減肉確認です。同社は予防保全の観点から保修作業を実施したほか、燃料取替機における伸縮管の動作が一時的に停止する事象への対応を進めてきました。
これらの事象に対する詳細な原因調査や対策の策定を優先した結果、一連の作業に慎重を期す必要が生じました。同社では、安全確保を最優先としつつ、一つひとつの検査および点検作業を丁寧に進めていく方針です。
9月中旬の営業運転再開に向けた見通し
島根原発2号機は、2024年12月に再稼働を果たしたのち、運転開始から40年を超える長期運転に向けたデータ採取などの特別点検も今回の定期検査内で実施されています。
追加の保修作業を経た上で、発電再開後の最終段階となる検査工程をクリアし、9月中旬に一連の定期事業者検査を完了させるスケジュールとしています。安全性の確認を徹底した上で営業運転へ移行させる構えです。
出典:中国電力 プレスリリース