株式会社富士経済は、2026年7月28日、国内における分散型エネルギーリソース(DER)のポテンシャルおよび活用システム市場に関する調査結果を発表しました。
電力系統の安定化に向けて、エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネス(ERAB)の本格的な商用化が進展を見せています。こうした情勢を踏まえ、同社は発電・蓄電システムをはじめ、給湯・空調機器、電気自動車(EV)といった各種DERのストック数をベースに、将来的な容量や電力量のポテンシャル算定を行いました。
2040年度の供出価値は2024年度比2.8倍へ成長
市場取引を通じたエネルギー価値や環境価値の試算によると、2040年度におけるDERの供出価値ポテンシャルは3兆5,196億円規模に達する見込みです。これは2024年度と比較して2.8倍の規模となり、リソース自体の普及と活用の多様化が市場成長を強力に牽引する推計を示しました。
さらに今回の調査「分散型エネルギーリソース関連市場の現状と将来展望 2026」では、DERを効果的に制御・価値化するために必要とされるシステムやデバイス15品目の市場動向についても捉えています。アグリゲーション技術の高度化や活用インフラの整備に伴い、関連機器の導入が今後一層加速していくとしています。