東京都は、2026年6月25日、「プラグインソーラーの実装に向けた基礎調査業務報告書」を発表しました。230Wパネルの年間発電量を333kWhと試算し、ベランダ用架台と手すり引掛け型の実機設置を検証しています。
海外製品価格はドイツで約4万8,000~6万9,000円、英国・米国で約9万5,000~17万5,000円でした。ドイツはSolar Package Iで登録を簡素化し、800VA級の小型設備を普及させています。
日本ではコンセント直結が制度課題
一般コンセントへのDIY接続には、電気事業法、電気設備技術基準、内線規程との整合が残ります。東京都は、分電盤へのPV専用線、単独運転防止、過電流保護、電力会社との接続協議、逆潮流を抑える小出力設計を検討条件に挙げました。
集合住宅では管理規約・賃貸借契約の承認、避難経路、防火性能、耐風・落下防止が不可欠です。機器認証、工事資格、届出、事故責任を一体化した軽量ルールがなければ、価格の安さだけで普及させることはできません。普及後の回収・点検や、集合住宅の共用部ルールも制度設計に含める必要があります。
海外制度を日本仕様へ
当サイトでは、東京都のベランダ実機検証, ドイツ・米国などの法制化動向を詳しく紹介しています。賃貸・集合住宅にも太陽光の選択肢を広げる一方、系統保護と建物安全を満たす日本向け標準の策定が次の焦点です。