パナソニック、AIインフラへ5000億円投資 2028年度売上1.4兆円を目標

パナソニック ホールディングスは、2026~2028年度にAIインフラを支える事業へ累計約5,000億円を投資し、2028年度に同分野の売上高約1兆4,000億円、調整後営業利益2,900億円を目指します。データセンター向け電池・蓄電システム、コンデンサ、多層基板材料を成長の柱とし、2026年度の連結業績予想も売上高7兆8,000億円、営業利益5,900億円、純利益4,500億円へ上方修正しました。

データセンター電源と部品を一体で伸ばす

2026年度第1四半期は売上高2兆189億円、営業利益1,825億円でした。構造改革、販売増、価格改定、合理化に加え、米国のIRA補助金も収益とキャッシュフローを押し上げています。データセンター向け売上高は2025年度の3,220億円から2026年度5,500億円へ1.7倍を見込みます。車載用電池ラインのデータセンター向け転用や、メキシコ、米カンザスでの供給体制整備により、投資効率を高める計画です。

投資回収はAI需要と改革実行が左右

成長機会は、AIサーバーの高電力化、バックアップ電源、電力負荷変動を吸収する電池・キャパシタ需要にあります。半面、ハイパースケーラーの設備投資鈍化、電池設備の立ち上げ遅延、EV需要の変動、関税・原材料価格、Blue Yonderの収益化は主要リスクです。課題事業を2026年度末までにゼロとする構造改革が後戻りせず、AI関連の大型投資を資本コストを上回る利益とキャッシュへ転換できるかが企業価値を左右します。

出典 パナソニック ホールディングス「2026年度 第1四半期決算」パナソニック ホールディングス「グループ成長戦略」

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