テスを投資目線で読む――蓄電池EPCの伸長と410MWのストック収益

テス(TESSホールディングス、5074)は、省エネ・再エネEPCの工事利益と、発電、O&M、PPA、小売のストック収益を組み合わせる銘柄です。足元は蓄電池EPCと保有発電所の増加が成長を支えていますが、資産・借入の拡大と案件採算を同時に見る必要があります。

第3四半期は増収増益

2026年6月期第3四半期累計は売上高374億4,400万円で前年同期比39.8%増、営業利益35億9,200万円で34.6%増、純利益12億6,300万円で105.0%増でした。営業利益は通期計画36億円に対して99.8%まで進捗しています。再エネ発電容量は約410.4MW、オンサイトPPAは新たに約9.9MWを開始しました。蓄電池EPCの引き合いも強く、工事と長期運営の循環が機能すれば収益の厚みが増します。

利益率と財務負担を点検する

蓄電池EPCは受託型15%程度、開発型15%超の粗利率を目標としますが、設備据付時期、系統接続、輸入価格、為替、物流、施工人材で利益は振れます。保有発電所は安定収益を生む一方、総資産1,625億円、負債1,128億円へ拡大しており、金利と資本効率が重要です。バイオマスは燃料価格・調達、太陽光は出力制御の影響があります。経常利益には前年のデリバティブ評価損の反動もあるため、営業利益と営業キャッシュを重視すべきです。

※本稿は公開情報に基づく企業分析であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

参考情報:2026年6月期第3四半期決算説明資料TESSホールディングスIR決算情報

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