TMEICは、2030年度に連結売上高5,000億円を目指す成長戦略「Growth20」を進めています。2025年度の連結売上高は4,227億円、連結従業員数は5,293人でした。上場会社ではなく三菱電機の子会社であるため、投資家にとっては、同社の成長が親会社のインダストリー・モビリティ領域へどの程度寄与するかが評価の焦点になります。
パワエレを軸に新市場を開拓
成長分野は、太陽光・蓄電池用PCS、電力系統向けHVDC・STATCOM、データセンター用UPS、水素製造用整流器、大型電気炉、港湾電源、スマートエネルギーなどです。2025年度のグローバル事業売上高は1,900億円、新規事業とサービスの売上高は1,060億円とされ、機器販売に加えてエンジニアリング、工事、保守サービスを積み上げる構造です。再エネの系統統合、AIデータセンターの電力品質対策、工場電化が追い風になります。
5000億円目標の質が焦点
5,000億円の達成には、2025年度実績から約18%の増収が必要です。市場拡大の一方で、太陽光・蓄電池案件の投資サイクル、海外競合との価格競争、パワー半導体・銅などの調達、為替、個別大型案件の採算と保証費用が収益を左右します。三菱電機との研究開発・販売面の相乗効果を高めながら、海外売上とサービス収益を利益成長へ結び付けられるかが、親会社株主にとっての確認点です。
出典 TMEIC「会社概要」/TMEIC「経験者採用情報・Growth20」/TMEIC「サステナビリティレポート2025」