三井不動産レジデンシャルと三井不動産レジデンシャルサービス東北は、2026年8月4日、宮城県などが進める家庭用廃食用油の回収・再資源化実証事業への参画を発表しました。仙台市内で管理するマンション11物件、約2,800戸を対象に、居住者へ回収への参加を提案します。
回収した使用済み食用油は、吉川油脂が回収・運搬し、ENEOSが検討するSAF(持続可能な航空燃料)などのバイオ燃料原料として活用する計画です。宮城県が県民への周知や自治体調整を担い、三井住友銀行が事業のコーディネートに加わります。
マンション共用部を資源回収拠点に
今回の取り組みは、三井不動産レジデンシャルが進める「くらしのサス活 Circular Action」の一環です。店舗や行政施設だけでなく、日常生活の動線上にあるマンション共用部を回収拠点にすることで、家庭から出る廃食用油を安定的に集める仕組みを検証します。
家庭用廃食用油は少量かつ分散して発生するため、回収効率の確保が課題です。一方、集合住宅は多数の世帯が一つの建物に集まることから、回収量の確保と住民参加を両立しやすい利点があります。
SAF原料の国内循環モデルを検証
SAFの普及には、原料となる廃食用油の継続的な確保が欠かせません。今回の約2,800戸への展開は、住宅事業者が生活者との接点を生かし、地域内で原料回収から再資源化までをつなぐ事例となります。
出典:三井不動産発表