JERA、2035年度までに5兆円投資 LNG・再エネ・水素で利益3500億円へ

JERAは、2024~2035年度に累計5兆円程度を投資し、LNG、再生可能エネルギー、水素・アンモニアへそれぞれ1~2兆円程度を配分する方針です。2035年度には期ずれ除き当期利益3,500億円、EBITDA7,000億円、ROICとWACCのスプレッド150bp以上、Net DER0.5倍以下を目指します。

2025年度の売上収益は前年度比9.1%減の3兆500億円でしたが、営業利益は14.6%増の2,759億円、親会社所有者帰属利益は5.2%増の1,935億円でした。期ずれ除き当期利益は27.7%増の1,836億円となり、燃料調達価格の改善や海外・再エネ発電事業の利益増が寄与しました。一方、目標2,000億円には届かず、ROICも4.4%と目標4.5%程度を下回っています。

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成長の焦点は、データセンターなどで増える電力需要に対応するLNG供給力、高効率火力へのリプレース、世界20GW超を目指す再エネ、燃料アンモニアなどの低炭素燃料です。2022~2025年度の投資キャッシュフローは累計1兆7,186億円と計画1兆4,000億円を上回りました。JERAは非上場ですが、東京電力フュエル&パワーと中部電力が各50%を保有するため、配当・持分利益と資金需要は両社の企業価値にも影響します。

投資評価では、LNG価格と為替、地政学、再エネ建設費、洋上風力の採算、低炭素燃料の制度支援、金利上昇が主なリスクです。5兆円投資を進めながらA格の信用力とNet DER目標を維持し、資本コストを上回る収益を実現できるかが焦点となります。

出典 JERA「2025年度連結決算」JERA「有価証券報告書」

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