アスエネは2026年7月23日、シリーズDラウンドにおいて、米BlackRockとシンガポール政府系ファンドTemasekの合弁企業である脆炭素ファンドDecarbonization Partners(DP)をリード投資家として、総額135億円の資金調達を実施したと発表しました。DPによる日本のスタートアップへの出資は今回が初めてです。累計調達額は250億円となりました。
今回の調達資金は、M&Aの推進やマーケティングなどの事業拡大、AI・プロダクト開発に活用されます。同社はCO2排出量の算定・削減・報告、サプライチェーン管理、第三者保証・検証、カーボンクレジット、AIエネルギーマネジメントまでを統合ソリューションで支援しており、GHG・ESG・エネルギーデータなAIサステナビリティ統合プラットフォームの国際標準化を目指すとしています。
プライマリー68億円・セカンダリー37億円などを組み合わせた135億円の調達スキーム
今回のシリーズDラウンドでは、第三者割当増資によるプライマリー取引68億円、既存株主および従業員を対象としたセカンダリー取引37億円、他融資により、総額135億円の資金調達を実施しました。プライマリーの引受先は、DP、マレーシア国営ペトロナスのCVCであるTwin Towers Ventures、スパークス・アセット・マネジメント、インキュベイトファンド、環境エネルギー投資、ダイキン工業、RICOH Innovation Fund、GLIN Impact Capital、元BCG日本代表の杉田浩章氏です。デブトファイナンスは三井住友銀行が引き受けました。
また、2回のセカンダリー取引では、海外・日本の投資家が従業員のストックオプション(SO)行使に伴う保有株式を買い取る取引を実施し、同社は未上場スタートアップとして日本初の事例としています。
M&AとAI強化で事業拡大、既存顧客は上場企業の約40%
調達資金は、日本・米国・欧州・アジアを中心に、顧客基盤の拡大やプロダクト・技術・人材の獲得につながるM&Aや、AI人材の採用・育成、開発基盤の強化に充てられます。同社は、SSBJ、CSRD、CBAM、GX-ETSなどへの対応が進む中で、上場企業の約40%のシェアを獲得するなど国内・CO2可視化サービスでNo.1の顧客基盤を拡大しています。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000726.000058538.html