BIPROGYは、旧日本ユニシスとして企業・公共分野の基幹システムを築き、電力では料金・顧客管理、需給、再エネ管理などを支えてきた。2026年には系統用蓄電池を保有・運用する子会社BIPROGY Energy Storageを設立し、Shizen Connectとも提携した。ITを納品する側から、実設備の運用データと損益を持つ側へ踏み込む局面だ。
電力システムと蓄電所の実績を循環させる
新事業では、蓄電所を卸電力・需給調整市場で運用し、得られたデータを需要予測・最適化技術や既存ITサービスへ戻す。キャリアはアプリケーション開発、クラウド、AI、セキュリティに加え、電力制度、事業開発、アグリゲーション、資産管理へ広がる。電池メーカー、EPC、金融機関、電力会社との調整も必要だ。公式採用では新卒・経験者の入口が用意され、巨大顧客の基幹系から新規事業まで選択肢がある。
AIで作る速さより、止めない責任が価値になる
コード生成やテスト、問い合わせ対応はAIで省力化される。それでも、電力市場のルールを正確に実装し、既存システムを止めずに更新し、蓄電所の通信・制御障害へ対応する責任は残る。実設備の収益と安全を理解するエンジニアは、純粋な受託開発との差別化を得やすい。応募時は、蓄電池事業が実証か商用運転か、資産保有子会社との兼務、当直、損益責任、技術選定の裁量を確認したい。