ベスタス、低排出鋼を風車タワーに採用 鋼材のCO2排出原単位を66%削減

風力発電機大手のベスタスは、2024年1月16日、アルセロール・ミタルと連携し、風車タワー向けの低排出鋼材を導入すると発表しました。従来製法の鋼材と比べ、鋼材1kg当たりのCO2排出原単位を66%削減できるとしています。

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100%再生スクラップを風力電力で電炉製造

低排出鋼は、ベルギー・シャルルロワのアルセロール・ミタル製鋼所で、100%の鉄スクラップを100%風力発電由来の電力で動かす電気アーク炉により溶融します。鋼片はスペイン・ヒホンの厚板工場で風車タワー用鋼板に加工されます。第三者認証の環境製品宣言(EPD)も取得しており、製品間で環境負荷を比較できます。

ベスタスによると、風車の材料重量の80~90%を鉄鋼が占め、鉄鋼は風車のライフサイクル排出量の約半分に関係します。低排出鋼を陸上風車のタワー全体に使う場合は少なくとも52%、洋上風車タワーの上部2区画に使う場合は約25%、タワー由来排出量を減らせるとしています。

ポーランド沖1.2GW案件で初採用

初採用は、ポーランド沖の最大1.2GW「Baltic Power」洋上風力発電事業です。ベスタスが供給する15MW風車「V236-15.0 MW」76基のうち、52基のタワー上部に低排出鋼を使用する計画です。風車の発電時だけでなく、資材調達を含むサプライチェーン排出量を減らす取り組みとして、再エネ設備の製造段階の脱炭素化を進めます。

出典:ベスタス発表

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