風力エネルギー研究所は2024年7月23日10時、風力発電所の翌日の発電出力を高精度に予測する「発電出力短期予測システム」を開発し、2024年度中に正式サービスを開始する予定だと発表しました。風力発電事業者、送配電事業者、電力アグリゲーターなどを対象とします。
30分単位で1日2回予報
独自の気象予測と、統計学的手法・機械学習による発電出力モデルを組み合わせ、風車単位と発電所単位の出力を30分間隔で予測します。スポット市場向けと時間前市場向けに1日2回データを配信し、発電計画の作成、インバランス低減、保守作業計画などへの活用を想定します。2024年3月からの試験運用では年間平均絶対誤差約10%を確認しました。
FIP・市場取引で予測精度が重要に
FIP制度では発電事業者が市場や相対契約で電力を販売するため、発電計画と実績の差を小さくすることが収益安定化に直結します。変動電源である風力の予測精度が上がれば、アグリゲーション、蓄電池、時間前市場と組み合わせた運用も高度化できます。本サービスは風力発電の市場統合を支える基盤技術となります。