経済産業省と国土交通省は2024年9月27日、「秋田県秋田市沖」「和歌山県沖(東側)」「和歌山県沖(西側・浮体)」の3区域を、再エネ海域利用法に基づく洋上風力の準備区域として新たに整理したと発表しました。和歌山県の海域が区域整理の対象となるのは初めてです。
浮体式を含む案件形成が進展
準備区域は、有望区域の要件をまだ満たさないものの、都道府県が法定協議会の設置を念頭に漁業者など利害関係者との調整へ着手している海域です。和歌山県沖西側は水深などを踏まえ浮体式を想定しており、着床式とは異なる浮体、係留、海底ケーブル、港湾、保守体制の検討が必要になります。
地域協議が次段階への条件
準備区域から有望区域、促進区域へ進むには、海域利用、漁業との共生、航路、環境保全、系統接続、港湾利用などの条件を整理する必要があります。秋田県は洋上風力の先行地域で、和歌山県は新たな案件形成地域です。特に浮体式は国内産業育成の余地が大きく、地域合意と技術・コスト検証を並行して進めることが重要です。