日本財団は2024年11月7日、長崎海洋産業クラスター形成推進協議会と整備した「日本財団洋上風力人材育成センター」を長崎市伊王島に開所したと発表しました。国内最大規模の訓練施設として、洋上風力の技能人材を年間1,000人育成する計画です。
国際標準に対応した実践訓練
センターはGlobal Wind Organisationの基準に沿い、高所作業、海上サバイバル、応急処置、火災対応、荷役・吊り上げなどの安全訓練を提供します。実際の作業環境を想定した設備を用い、建設、運転保守、船舶、港湾など洋上風力事業に必要な技能を体系的に学べる体制を整えます。
人材不足を地域産業の機会へ転換
洋上風力は長期にわたり多数の技術者を必要としますが、国内では国際資格を持つ人材と訓練拠点が不足しています。長崎県は造船・海洋産業の基盤を持ち、五島市沖や西海市江島沖の案件形成も進みます。センターは地元企業の参入、若者の雇用、全国の技術者育成を結び付け、洋上風力サプライチェーンの国内定着を支える拠点となります。