中部電力ミライズは、滋賀県米原市に建設した「米原長岡蓄電所」の運転を開始したと公式発表で発表しました。出力990kW、容量4,936kWhのリチウムイオン蓄電池で、同社が自ら建設・保有・運営する初の系統用蓄電所です。

初の自社保有・運営案件
敷地面積は約300平方メートルで、電力系統に直接接続し、市場価格や需給状況に応じて充放電します。約5時間分に相当する容量を備え、再生可能エネルギーの余剰電力を吸収し、需要が高い時間帯に供給する運用が可能です。小規模ながら、設備の建設から保守、電力取引までを自社事業として経験する実証的な位置付けも持ちます。
地域リソースとの一体運用へ
同社は2026年4月から、京都府内の蓄電池などと組み合わせ、地域アグリゲーターとして運用を始める計画です。複数の分散型リソースをまとめて制御することで、需給調整市場などへ提供できる調整力を高めます。自社蓄電所を運用基盤としながら、外部設備を含むアグリゲーションへ展開できれば、設備保有と運用サービスの双方で収益機会を広げられます。運転データを活用した制御精度と市場対応力の向上が今後の焦点です。
出典:中部電力ミライズ公式発表