【原子力発電】大飯原発3号機が自動停止、発電機で「界磁喪失」警報 原因を調査

関西電力は2026年8月9日、大飯発電所3号機(福井県おおい町)が8日23時56分に自動停止したと発表しました。発電機で「界磁喪失」警報が発信して発電機が自動停止し、これに伴って原子炉も自動停止しました。同社は原因を調査中としており、今回の事象による周辺環境への放射能の影響はないと説明しています。

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発電機の「界磁喪失」警報を受け自動停止

大飯発電所3号機は、電気出力118万kWの加圧水型軽水炉です。事象発生時は定格熱出力一定運転中でした。関西電力によると、発電機内に磁界を発生させるための状態が失われた際に作動する「界磁喪失」警報が発信し、発電機が自動停止しました。発電機の停止に伴い、原子炉も保護動作によって自動停止しました。

界磁は、発電機で電気をつくるために必要な磁界を形成する仕組みです。公式資料の系統図では、発生場所が発電機に接続する励磁機付近として示されています。ただし、警報が作動した具体的な原因や故障箇所は現時点で特定されておらず、設備不良などを断定できる段階ではありません。

放射能影響なし、原因と復旧時期は調査中

関西電力は、今回の停止による周辺環境への放射能の影響はないとしています。一方、発表時点では、設備の詳細な状態、原因、点検範囲、原子炉の再起動時期は公表していません。

今後は、警報を発信した励磁系統を含む発電機設備の点検結果と、原子炉停止後の冷却状態、再発防止策、運転再開までの工程が焦点となります。自動停止は異常を検知した保護系が作動したことを示す一方、原因究明と健全性確認が完了するまでは、停止期間を見通すことはできません。

供給力への影響は今後の停止期間次第

大飯発電所3号機は関西エリアの供給力を担う大型電源です。ただし、今回の停止が電力需給に及ぼす影響は、停止期間や代替電源の運用、広域融通、需要水準によって変わります。関西電力は公式発表で需給への影響を示しておらず、現段階で影響の大きさを断定することはできません。

出典

関西電力「大飯発電所3号機の原子炉自動停止」

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