ジンコソーラージャパンは、2026年8月6日、次世代太陽光モジュール「Tiger Neo 3.0」の世界各地での採用拡大と、2026年上期の世界累計契約量が20GWを超えたことを発表しました。最大出力は670W、モジュール変換効率は最大24.8%です。
両面発電率85%±5%、低照度性能を強調
Tiger Neo 3.0は両面発電率85%±5%で、地面からの反射光を利用して発電量を高める設計です。同社は早朝、夕方、曇天時の低照度性能も特徴に挙げ、大規模発電所だけでなく、限られた面積で出力を確保したい分散型設備への展開も想定します。
太陽光発電所では、モジュール効率の向上により、同じ設備容量に必要な設置枚数や架台、配線、施工量を抑えられる可能性があります。両面発電の効果は地表面の反射率や設置高さ、離隔などに左右されるため、案件ごとの発電量シミュレーションが重要です。
FITからFIPへ、長期発電量を重視
同社は、日本市場がFIT中心からFIPや自家消費型へ移り、初期価格だけでなく長期の発電量と安定稼働を重視する方向にあると説明しました。発電事業者にとっては、出力・効率だけでなく、劣化率、保証、温度特性、調達価格を含むLCOE比較が採用判断に影響します。
なお、発表では採用された個別プロジェクトの名称、所在地、容量は示されていません。20GW超は世界全体のシリーズ契約量であり、国内採用量とは区別して見る必要があります。