四国電力とCHC Japanが共同出資する松山みかんエナジーは、愛媛県松山市で出力12MW・容量35.8MWhの「松山蓄電所」の運転を開始しました。四国エリアで初の大規模系統用蓄電所とされ、日立製作所が蓄電システムの設計・調達・建設を担いました。電力市場での充放電を通じ、再エネ導入拡大と需給安定化に貢献します。
四国初の大規模系統用蓄電所
蓄電所は2025年8月1日に運転を開始しました。需要が少なく電力価格が低い時間帯に充電し、需要が増える時間帯に放電することで、電力の時間的な価値を活用します。さらに需給調整市場に調整力を供給し、太陽光など天候で発電量が変動する再エネ電源の出力変動を補います。35.8MWhの容量は、地域系統の柔軟性を高める設備として活用されます。
日立がシステム全体を構築
日立製作所は蓄電池設備だけでなく、受変電設備や監視制御システムを含む設備全体を取りまとめました。四国電力が持つ電力事業の知見と、CHC Japanの蓄電池開発ノウハウを組み合わせ、松山みかんエナジーが事業を運営します。電力会社と蓄電池専門事業者、設備メーカーが役割を分担するモデルは、四国での大規模蓄電所普及を後押しするとみられます。