エムエル・パワーと東北電力は、埼玉県熊谷市の「弥藤吾蓄電所」の営業運転を2025年3月4日に開始しました。出力は1.96MW、蓄電容量は7.46MWhです。両社が共同設立した坂東蓄電所1号合同会社が事業主体となり、再生可能エネルギーの導入拡大と電力需給の安定化を目指します。
両社の機能を組み合わせて市場運用
エムエル・パワーは開発とアセットマネジメントを担い、東北電力は蓄電池を卸電力市場や需給調整市場、容量市場で運用します。電力が余る時間帯に充電し、不足する時間帯に放電することで、変動する再エネ電力を有効に活用します。設備にはGSユアサ製のリチウムイオン蓄電池を採用し、東芝プラントシステムが設計・調達・建設を担当しました。
共同事業の第1号として知見を蓄積
弥藤吾蓄電所は、両社が共同で進める系統用蓄電池事業の第1号案件です。発電設備を持たずに系統から充放電する蓄電所として、複数市場の価格差や調整力需要を活用して収益化を図ります。両社は運転データと市場取引の知見を蓄積し、分散型エネルギーリソースを活用する事業の拡大につなげる方針です。