中国電力は2024年12月27日、山口県下松市の下松発電所跡地に、同社初となる系統用蓄電システム「下松蓄電所(仮称)」を導入すると発表しました。出力は10MW以上、蓄電容量は30MWh以上で、2028年度中の運用開始を予定しています。
廃止した火力発電所の跡地を活用
設置場所は、2023年1月に廃止した下松発電所の跡地です。中国電力は既存の事業用地を活用して大規模な電力貯蔵設備を整備し、電力が余る時間帯に充電し、不足する時間帯に放電します。天候によって出力が変動する太陽光や風力の導入が拡大するなか、電力系統の安定化に必要な調整力の確保につなげます。
国の導入支援事業を活用
本事業では、経済産業省の2024年度「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」を活用します。中国電力は設備の設置・運用を通じてノウハウを蓄積し、再生可能エネルギーの導入拡大と調整力の確保を両立させる方針です。容量が30MWhを上回るため、「大規模系統用蓄電池事業」に分類します。