カナデビアは2024年11月14日、全固体リチウムイオン二次電池「AS-LiB Ultra-thin model」を開発したと発表した。容量1Ahで厚さ3.0mmを実現し、従来機の12mmから4分の1に薄型化した。
発表の要点
体積エネルギー密度は200.4Wh/Lで、従来機の90.8Wh/Lから2倍超に向上した。宇宙、半導体製造装置、産業機器など、真空・高温を含む特殊環境での電源需要を想定する。開発の一部はJAXAからの研究開発委託で実施された。
事業・政策上の意味
薄型化と高エネルギー密度を両立した点は、搭載スペースに制約がある機器の設計自由度を高める。今後は更なる小型化・大容量化に加え、量産性、長期信頼性、用途別の安全評価が事業化の焦点となる。
今後の確認点
発表で示された設備規模、開始時期、契約条件や数値目標が、実際の運転・取引・制度運用でどのように実現するかが次の確認点となる。稼働開始、対象拡大、実証結果、制度改定などの後続発表を継続して確認する必要がある。一次情報に示されていないコスト、契約単価、実績値は推測せず、事業者・自治体・官公庁の追加開示に基づいて計画と実績を区別することが重要だ。