中国電力、住友重機械工業、東芝エネルギーシステムズ、日揮グローバルは2024年9月24日、防府バイオマス発電所への大規模BECCS導入に向けた設計・検討に着手したと発表した。
発表の要点
発電所は出力112MW。年10万トン以上のCO2分離回収設備を想定し、回収、液化、貯蔵、払出しまでを4社で分担する。2025年2月末まで検討し、2030年度ごろまでの設備導入を目指す。
事業・政策上の意味
バイオマス由来CO2を回収・貯留すれば、排出を差し引きでマイナスにするネガティブエミッションが可能になる。既設発電所への改造負担、エネルギー消費、輸送・貯留先、クレジット評価を含む事業性の確立が鍵となる。
今後の確認点
発表で示された設備規模、開始時期、契約条件や数値目標が、実際の運転・取引・制度運用でどのように実現するかが次の確認点となる。稼働開始、対象拡大、実証結果、制度改定などの後続発表を継続して確認する必要がある。一次情報に示されていないコスト、契約単価、実績値は推測せず、事業者・自治体・官公庁の追加開示に基づいて計画と実績を区別することが重要だ。