【AIエネマネ】大崎電気、太陽光・蓄電池の市場価格連動制御を開発

大崎電気工業は、2024年11月18日、ドイツのbe.storaged GmbHと、太陽光発電・蓄電池・AI制御を組み合わせたエネルギーソリューションの共同開発を開始したと発表しました。2025年度の実用化を目指します。

大崎電気のAI制御端末「Aiel Master」に、be.storagedが持つ蓄電池制御技術を組み込みます。企業の店舗や事業所を対象に、自家消費する再エネを増やしながら、CO2排出量と電気料金を同時に抑える運用を想定しています。

スポット価格に合わせて充放電

既存のAiel Masterは、過去の電力使用量や気象情報から需要を予測し、蓄電池の充放電計画を自動作成する機能を備えています。今回の共同開発では、卸電力市場のスポット価格の動きを制御判断へ加える点が特徴です。

市場価格が低い時間帯に蓄電池へ充電し、高い時間帯に放電する運用を自動化します。太陽光の発電量と施設需要も合わせて計算し、電力の購入単価を抑えつつ、施設内で生み出した再エネの利用率を高めます。

多店舗型需要家への展開が焦点

大崎電気は2003年からEMSを提供し、多店舗展開する小売業を中心に導入してきました。設備別の使用量を見える化し、デマンド値や室温、営業時間に応じて空調・照明を自動制御する仕組みに、蓄電池の市場連動運用を追加します。

事業化では、価格予測の精度や蓄電池の劣化コストを含めても料金削減効果が得られるかが重要です。電力価格、需要、太陽光発電量を一体で制御できれば、店舗群を束ねた需要家側エネルギーマネジメントの競争力向上につながります。

出典:大崎電気工業「太陽光発電・蓄電池・AI制御の組み合わせによる新たなエネルギーソリューションの開発に着手」

電力シェアリングニュース記事一覧へ>>