東京ガスは、2024年10月21日、九州の住宅メーカーである谷川建設と業務提携し、新築戸建て向け太陽光発電定額サービス「IGNITUREソーラー(フラットプラン)」の提供を九州エリアで開始したと発表しました。
東京ガスが関東を中心に展開してきた家庭向けサービスを九州へ広げる取り組みです。太陽光発電システムでは京セラとも連携し、谷川建設が供給する新築住宅への導入を進めます。
初期負担を抑えた定額方式
利用者は通常の設備購入より初期費用を抑えて住宅へ太陽光発電を導入し、サービス期間中は定額料金を支払います。発電した電力は住宅で自家消費でき、余剰電力の売電収入を東京ガスが受け取ることで料金を抑える仕組みです。
住宅購入時に太陽光設備を組み込むため、既築住宅への後付けに比べて設計や施工を一体化しやすくなります。一方、契約期間、定額料金、売電収入の帰属、住宅を売却する場合の取り扱いなどが利用者の経済性を左右します。
九州展開を全国拡大の足掛かりに
東京ガスは家庭向けソリューションを「IGNITURE」ブランドで拡大しています。今回の提携を足掛かりに、各地域の住宅事業者との協業を増やし、フラットプランの全国展開を進める方針です。
投資家目線では、ガス販売以外の収益源として契約件数をどこまで積み上げられるかが注目されます。太陽光設備の調達費、余剰電力の売電単価、長期契約の解約率を管理しながら、地域住宅会社を通じた販売モデルを再現できるかが事業拡大の鍵になります。