しずおかフィナンシャルグループは、2026年8月6日、2027年3月期第1四半期の連結決算を発表しました。4〜6月期の親会社株主に帰属する純利益は前年同期比44.9%増の327億円となり、円金利の上昇を背景に銀行部門の資金利益が拡大しました。
預貸金の利ざや改善が収益を押し上げ、金融政策の正常化が地方銀行の損益に波及する構図が鮮明です。一方、金利上昇は債券評価や預金獲得コストにも影響するため、増益の持続性は貸出金利と預金金利の上昇速度の差に左右されます。
金利上昇局面の収益力を点検
同社は、円金利上昇による資金利益の増加が業績をけん引したとしています。投資目線では、企業向け・個人向け貸出の残高推移に加え、低コスト預金をどこまで維持できるかが重要です。
第1四半期の高い増益率には追い風が表れましたが、市場部門の損益や信用コストの変化にも注意が必要でしょう。通期計画に対する進捗と、金利感応度の開示が今後の評価材料になります。