【浮体式洋上風力】ケイライン・ウインド・サービスとActeon、係留施工で協業

川崎汽船と川崎近海汽船の合弁会社ケイライン・ウインド・サービス(KWS)と、英国の海洋インフラサービス企業Acteon Group Operationsは2024年8月26日、日本の浮体式洋上風力発電での実証・商業案件を対象に、幅広い協業を検討する覚書を締結しました。浮体を海底へつなぐ係留設備について、設計から船舶施工、保守、撤去までを見通した支援体制を築き、安全性と施工効率の向上を目指します。

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船舶運用と係留工学を組み合わせ

KWSはNEDOグリーンイノベーション基金の研究で、大規模浮体式ウインドファームにおける船舶を用いた係留施工方法を検討してきました。川崎汽船グループのオフショア支援船運用、海上輸送、安全管理の知見に、Acteonと傘下InterMoorが持つ係留システムの設計、設置、管理、撤去の実績を組み合わせます。案件初期から施工条件を設計へ反映し、専用船や作業工程、港湾利用を含む実行可能な工法を提案する体制を整えます。

大規模案件のボトルネックを解消

浮体式洋上風力は深い海域へ展開できる一方、多数のアンカーや係留索を短期間で設置し、浮体を接続する海上作業がコストと工程を左右します。日本では施工船、基地港、荒天待機、漁業との調整、長期保守の体制整備も課題です。両社は実証で施工データと運用経験を蓄積し、商業案件で繰り返し利用できるサービスへ発展させる方針です。係留を設計・船舶・O&Mの分断された工程ではなく一体で最適化できれば、案件のリスク低減と国内サプライチェーン形成に寄与します。

出典:川崎汽船「浮体式風力発電事業における協力協定」

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