東京ガスは2024年8月22日、水素燃焼式パッケージバーナの開発を完了し、販売を開始すると発表しました。工場の加熱炉や乾燥炉などに組み込み、燃焼時にCO2を出さない水素へ燃料転換することで、産業用熱需要の脱炭素化を支援します。
既存設備への導入性を重視
バーナ本体、燃料供給、制御、安全機構をパッケージ化し、設備ごとの設計負担を抑えます。水素は燃焼速度が速く、逆火やNOxの増加に注意が必要なため、火炎を安定させながら安全に停止できる制御を組み込みました。都市ガス設備からの更新や実証導入を想定します。
電化が難しい高温熱を脱炭素化
産業部門では高温の熱需要を電化しにくい工程が残ります。再エネ由来の水素を使えば燃焼段階のCO2を削減できますが、燃料価格、供給網、製造時排出の確認が必要です。東京ガスはバーナ販売に、水素調達、設備診断、エネルギーサービスを組み合わせ、需要家の燃料転換を段階的に支援します。