日本ガイシは2024年8月22日、台湾電力の総合研究所向けに改良型NAS電池「NAS MODEL L24」を受注したと発表しました。台湾・新北市で、再エネ拡大と電力安定供給を両立する定置用蓄電池の実証に使われ、2025年の運転開始を予定します。
1MW・5.8MWhの長時間蓄電
設備はコンテナ4台で、最大直流出力1,000kW、容量5,800kWhです。負荷変動の吸収、ピークカット、昼夜のピークシフト、非常用電源を検証します。L24は単電池の腐食を抑えて年1%未満の低劣化率を実現し、温度管理の改善で長時間の連続放電に対応しました。
再エネ60~70%目標を支援
台湾は2050年に再エネ比率60~70%を目指す一方、半導体産業などの成長で電力需要が増えています。長時間蓄電は太陽光・風力の変動をならし、ピーク時間へ電力を移す手段です。日本ガイシは世界250カ所以上、総出力720MW・総容量約5,000MWhの運用実績を生かし、台湾での社会実装とアジア市場の拡大を狙います。