ENEOSリニューアブル・エナジーは2024年8月、ノルウェー沖で計画する浮体式洋上風力発電事業「GoliatVIND」へ参画すると発表しました。北海・バレンツ海で蓄積された海洋エネルギー技術を取り込み、日本を含む将来の浮体式事業開発へ生かします。
既存海洋インフラ近傍で事業化
GoliatVINDはノルウェー沖の厳しい気象・海象条件で浮体式風車を設置し、海底ケーブルや係留、運転保守を含む商用モデルを検証する計画です。既存の海洋石油・ガス事業で使われる港湾、船舶、海底設備の知見を転用できる点に特徴があります。
欧州での知見を国内展開へ
ENEOSリニューアブル・エナジーは、陸上・洋上風力の開発経験に加え、浮体の設計、施工、保守、資金調達に関する実績を獲得します。日本は水深が急に深くなる海域が多く、浮体式のコスト低減と施工標準化が導入量を左右します。海外プロジェクトへの直接参加を通じて事業リスクと運転データを把握し、国内案件の競争力向上と人材育成につなげる方針です。