京セラコミュニケーションシステムは2024年10月1日、北海道石狩市で再生可能エネルギー100%運用を目指すデータセンター「ゼロエミッション・データセンター石狩(ZED石狩)」を開所しました。北海道の冷涼な気候と地域の再エネ電源を組み合わせ、電力消費の大きいデジタル基盤の脱炭素化を図ります。
400ラック、受電容量2~3MWで開業
敷地面積は約1万5,000平方メートル、延床面積は約5,300平方メートルで、サーバールーム約1,100平方メートルに400ラックを収容します。受電容量は2~3MWです。GPUサーバーにも対応し、北海道の外気を間接的に利用する冷却方式で空調電力を抑えます。サーバー排熱の地域利用も検討し、エネルギーを電力だけでなく熱として循環させる構想です。
風力・太陽光と蓄電池を時間単位で制御
石狩湾新港の洋上風力や近隣の自社太陽光発電所などを活用し、蓄電池とAIによる需要制御で発電時間と消費時間のずれを調整します。単に年間使用量相当の環境価値を調達するのではなく、24時間365日の時間帯別カーボンフリー電力に近づける運用を目指します。再エネの変動性とデータセンターの連続稼働を両立する先行モデルとして、設備運用データの蓄積が注目されます。