NTNは2024年10月4日、徳島県板野町の道の駅「いたの」で、移動型独立電源装置「N3(エヌキューブ)」を使った災害対応実証を9月28日に行ったと発表しました。小型風車、太陽光パネル、蓄電池をコンテナに格納し、必要な場所へ運んで発電・給電できる装置です。
運搬から発電までの手順を検証
実証では、災害発生を想定して装置の移動、設置、発電までを一連で実施しました。使用車両や工具、作業員の人数・資格、設置手順、所要時間、必要面積を記録し、実運用時の条件を整理しています。終了後は発電電力で淡水ろ過装置、電動車椅子、自動販売機を動かし、地域住民ら約200人が見学しました。
平時利用と非常時電源を両立
道の駅いたのは、国土交通省が選定した全国39カ所の「防災道の駅」の一つです。N3はトラックで運べる機動性を持ち、平時にはエコトイレやバス停、休憩室などと組み合わせて利用できます。常設の系統電源が途絶えた際にも、風力・太陽光と蓄電池を組み合わせて独立給電できる点が特徴です。実証データを標準手順や配置計画に反映し、自治体の防災計画へ組み込める運用モデルの構築を進めます。