NGKは、2026年7月24日、NAS電池を使う地域マイクログリッド実証を開始について発表しました。地域の再生可能エネルギーを活用する電力プロジェクトに参画し、NAS電池を用いた需給調整の実証を進めます。長時間蓄電の商用機会を広げる取り組みです。
同社は、「再エネ変動を長時間で吸収」を今回の発表の重点としています。太陽光や風力は天候で出力が変わるため、数時間以上の充放電で需給をならす設備が必要です。
再エネ変動を長時間で吸収
大容量NAS電池をエネルギー管理システムと組み合わせ、地域内の自家消費、ピーク抑制、非常時電源への利用を検証します。
実証は将来の受注につながる一方、電池コスト、保守、安全性、制度上の収益源が商用化を左右します。市場では設置容量、稼働率、電力削減効果、実証後の横展開を確認する必要があります。
事業への影響
再エネ比率の上昇で長時間蓄電需要が拡大するなか、NAS電池がリチウムイオン電池との差別化を保ち、継続的な案件受注へ結び付くかが焦点です。
今後の焦点は、実証や環境目標の公表にとどまらず、削減量、採用数量、価格プレミアム、投資回収期間が開示されるかを確認する必要があります。制度や補助金の変更にも左右されるため、自社単独で採算を確保できるか、顧客との長期契約に結び付くかが重要です。
出典