トレンドマイクロ、2026年上期APT報告を公表—国家系攻撃で生成AI活用

トレンドマイクロは、2026年7月29日、2026年上期APT報告について発表しました。2026年上期のAPT活動報告を公開し、国家を背景とする攻撃者が生成AIを偵察、脆弱性悪用、横展開など攻撃連鎖の各段階で利用していると分析しています。

同社は、「信頼された基盤を隠れみのに」を今回の発表の重点としています。中国、ロシア、北朝鮮、イランと関連付けられる攻撃活動を整理し、攻撃者がクラウドや正規サービスを足場にして検知を回避する傾向を指摘しました。

信頼された基盤を隠れみのに

AIによる自律的な偵察やコード改善が進めば、攻撃速度が上がり、防御側には振る舞いベースの監視が求められます。

地政学リスクとAI悪用の重なりは、政府・大企業のセキュリティ予算を押し上げる要因です。トレンドマイクロの競争力は、世界で収集する脅威情報を早く製品へ反映できるかにあります。

事業への影響

ただし研究の先進性だけでは収益にならず、プラットフォーム統合や販売効率が重要です。市場では公共部門案件、企業向け契約の大型化、AI防御機能による解約率低下を注視する局面です。

今後の焦点は、発表した技術や需要見通しが実際の受注、契約単価、継続率へ転換するかを四半期ごとに追う必要があります。AI関連は市場成長が速い一方、計算資源費や競合投資も増えます。

出典

トレンドマイクロの発表資料

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