楽天グループが2Q最終黒字を回復、フィンテック再編で資本効率改善へ

楽天グループの公式発表によると、第2四半期の親会社所有者帰属利益が272億円となり、第2四半期として2020年以来の黒字を確保しました。フィンテック事業の再編と資本効率の改善が次の焦点です。

銀行を軸に金融機能を集約

10月1日をめどに楽天銀行を中核とする金融グループ体制へ移行し、カード、証券などの連携を深めます。IDと購買データを持つインターネットサービスから金融商品へ送客し、顧客獲得コストを抑えながら1人当たり利用額を高める狙いです。

投資家が注目するポイント

最終黒字は財務不安の後退につながりますが、再編時の少数株主対応や規制資本、グループ間取引の透明性が重要です。金融の価値顕在化とモバイル投資の両立が進めば、資本コストの低下が期待できます。一方、利益に一時要因が含まれる場合は持続性を慎重に評価すべきです。投資家は金融各社の利益、配当可能額、グループ有利子負債の削減を追う必要があります。

今後の確認点

今後は、会社計画に対する売上・利益の進捗率に加え、在庫、受注、設備稼働率、営業キャッシュフローを確認する必要があります。一時的な市況・為替効果を除いても利益率が改善するか、下期に必要な利益水準が現実的かが次の決算での重要な確認点です。 あわせて、開示されたKPIを同業他社や前四半期と比較し、数量成長と価格・コスト要因を分けて評価することが欠かせません。

出典

楽天グループ公式発表

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