東京ガスは、2024年8月6日、ポルトガルで稼働する浮体式洋上風力発電所「ウインドフロート・アトランティック」への参画を発表しました。運営会社Windplusへの投資について、売主のOcean Windsと合意し、同社として海外の浮体式洋上風力事業へ初めて参画します。
発電所はポルトガル北部ヴィアナ・ド・カステロ市の大西洋沖約20kmに位置し、設備容量は2.5万kWです。0.8万kW級風車3基で構成され、2020年7月からFIT制度の下で商業運転を続けています。
最大波高20mでの稼働実績
浮体基礎にはPrinciple Powerの半潜水型「WindFloat」技術を採用しました。中空構造の内部に水を入れ、気象条件に応じて水量を調整する動バラスト制御で浮体の揺れを抑えます。最大波高20m、最大瞬間風速38.8m/sの環境で稼働した実績があります。
東京ガスは2020年にPrinciple Powerへ出資済みです。今回、Ocean Windsと発電所の共同事業者になることで、運転データや保守現場の知見を直接蓄積するとしています。
国内商用化へO&Mを習得
浮体式は水深の深い海域にも設置できる一方、係留設備や海底ケーブル、アクセス船を含むO&Mの最適化が課題です。東京ガスはデジタル技術を使った保守手法を学び、日本の沖合での大規模商用化や関連産業の形成に活用する方針です。
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