住友商事と日揮は、2024年7月31日、浮体式洋上風力向け構造部材の詳細設計、製造、納入で協業可能性を検討する合意書の締結を発表しました。合意書は7月26日付で、浮体部材の国内サプライチェーン構築を狙います。
検討対象は、浮体基礎デザインを基にした詳細設計、鉄鋼・造船メーカーの開拓や発注・製造管理、洋上風力の拠点港までの輸送です。複数企業の設備と量産技術を組み合わせ、供給体制の低コスト化、効率化、量産化を進めます。
2050年に269GWへ拡大予測
両社の公表資料では、世界の浮体式洋上風力の設備容量は2022年の約0.2GWから2050年に269GWへ拡大し、同年には年間約800基の新設が見込まれます。一方、風車の大型化に対応する浮体部材は技術開発と供給網が発展途上で、供給不足が市場拡大の制約になり得ます。
住友商事は造船用大型設備と量産技術を持つグループ会社の大島造船所とも協議しています。日揮はEPCで蓄積した設計・調達・建設の知見を生かすとしています。
鉄鋼・造船との分業を検討
浮体の形式や案件ごとに必要な部材が異なるため、設計から製造、港湾輸送までを一体で管理できるかが焦点です。両社は国内メーカーとの分業体制を検討し、大型案件で必要となる多数の浮体を安定的に供給できる基盤づくりを進める方針です。
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