株式会社野村総合研究所は、2026年7月30日、2027年3月期第1四半期決算を発表しました。売上収益は前年同期比7.5%増の2,104億円、営業利益は12.0%増の417億円、親会社帰属利益は12.4%増の292億円となりました。
金融ITと基盤サービスが利益成長
金融ITソリューションは運用サービスと開発案件が伸び、営業利益が18.9%増加しました。IT基盤サービスもセキュリティやデジタルワークプレースが寄与し、同24.8%増となりました。一方、コンサルティングと産業ITは稼働や立ち上げ費用の影響で減益です。
ストック収入と人材生産性を確認
NRIの強みは金融機関の基幹システムを長期運用し、安定収入を得る点です。投資家は受注残、運用売上比率、営業利益率、人員稼働を確認する必要があります。AI導入とセキュリティ需要を追加収益へ結び付け、年間84円配当と成長投資を両立できるかが焦点です。
発表後は月次・四半期の主要指標で計画の実現性を検証し、外部環境の変化も継続して確認する必要があります。
加えて、受注・利用者・利益率など主要KPIの継続的な開示が、事業価値を判断する材料になります。