株式会社メルカリは、2026年8月7日、2026年6月期の越境取引流通総額が1,122億円に達したと発表しました。過去4年で約19倍に伸び、メルカリ全体の流通総額の約9%を占めました。

日本のポップカルチャーを海外へ
アニメ、ゲーム、玩具、トレーディングカードなどは海外需要が強く、国内出品を購入代行や自社の越境機能で世界の買い手へ届けます。既存在庫を活用するため、商品を自社で仕入れる小売より在庫リスクを抑えやすく、海外購入者の増加が国内出品者の販売機会も広げます。
GMVから利益への転換を確認
越境GMVが増えても、決済、翻訳、物流、返品、不正対策の費用で利益率は変わります。投資家は取扱手数料率、国別利用者、平均単価、配送時間、購入代行との収益配分を確認する必要があります。全体GMVの1割に近づく事業を高収益で運営し、国内市場の成熟を補えるかが企業価値の焦点です。
発表後は月次・四半期の主要指標で計画の実現性を検証し、外部環境の変化も継続して確認する必要があります。
加えて、受注・利用者・利益率など主要KPIの継続的な開示が、事業価値を判断する材料になります。