イビデン株式会社は、2026年8月5日、2027年3月期第1四半期決算を発表しました。売上高は前年同期比26.4%増の1,232億円、営業利益は52.4%増の268億円となり、生成AIサーバー向け高機能ICパッケージ基板が成長を牽引しました。
大野事業場の量産安定が寄与
電子事業は売上高775億円、営業利益213億円となり、AIサーバーと汎用サーバー向け基板の受注増に加え、岐阜県大野町の新拠点で量産が安定したことが利益拡大につながりました。高多層・大型基板は技術難度が高く、製品構成改善が利益率を押し上げます。
上方修正後の通期計画を検証
会社は通期営業利益予想を900億円から1,270億円へ引き上げました。投資家はAI投資の持続性、主要顧客への依存、歩留まり、円安効果を切り分ける必要があります。第1四半期の進捗は約21%であり、増産と価格・製品構成改善を下期に実現できるかが焦点です。
また、会社が今後開示する定量目標と実績の差、関連投資を営業キャッシュフローで賄えるかも確認項目です。
発表後は月次・四半期の主要指標で計画の実現性を検証し、外部環境の変化も継続して確認する必要があります。